2019年11月20日(水)
学校の木々が紅く色づき秋も深まる中、今年も六甲教会からアルフレド神父様にお越しいただき、大学同窓会の青谷会と合同で追悼ミサが執り行われました。
今年もお天気に恵まれ、沢山の同窓生、ご家族の皆様、先生方がご参加くださり心暖まる聖歌とともに静かにお祈りを捧げる1日となりました。
入祭の歌、「ごらんよ空の鳥」でミサは始まり、神父様は聖書朗読をしてくださいました。
「わずかな試練を受けた後、豊かな恵みを得る。
神が彼らを試し、ご自分にふさわしい者と
判断されたからである。」(知恵の書、旧約聖書)
「わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆
永遠の命を得ることであり、わたしがその人を
終わりの日に復活させることだからである」
(ヨハネによる福音)
神様が考える「死」はわずかな「試練」だそうです。私たちにとって、「死」は災い、悲しみ、ですが、少しだけ、ほんの少しだけ、つまりわずかな試練の後には、大きな豊かな恵みを得ると。大きな豊かな恵みとは、神様のもとで永遠の命を生きることだそうです。
大切な人が亡くなるのはとても悲しいことです。でも、神様に望まれ、神様のもとに行かれた方々はそこで永遠の命を生きている。この1年で亡くなられた方は、この1年で新しい命を得たのですと、そう思うことで悲しみを和らげることになるのではないでしょうかと神父様は語られました。
聖歌を交えながらミサは進み、閉祭を告げる歌、懐かしい「あめのきさき」の「アヴェマリア」の節で、自然と起こったハーモニーを聴きながら、綺麗なステンドグラスの光に心が暖まるのを感じました。
この後の茶話会にも、沢山の方がご参加くださり、大切な方を偲ぶ時間となりました。
今年は災害が多い年でもありました。この日集まった皆様とともに、多くの方の心が少しでも暖かな想いで満たされますようお祈り致します。