11月18日、大学聖堂にてステラマリス会・青谷会(大学同窓会)合同で、この一年に帰天された同窓生、教職員のための追悼ミサを六甲カトリック教会主任司アルフレド神父様の司式で執り行いました。
本来ならばご遺族の皆様、ご友人、同窓生の皆様と一緒に御ミサにあずかるはずでしたが、ご承知のとおり新型コロナウイルス感染症の「第三波」とされる流行のためステラマリス会、青谷会とも役員のみ参列しました。
アルフレド神父様はミサの説教の中で聖書の第一朗読に選ばれた旧約聖書「哀歌」3章22~26節から「主の救いを黙して待てば、幸いを得る」という言葉をこの日のキーワードとして心にとめておきましょうとおっしゃいました。
「黙して待つ」とは、神様に信頼をおいて、叫ばない、逃げない、与えられたものを耐える・受け入れるということ。生きている私たちも人生のさまざまなことを受け取り、そして「死」も受けいれる、そしてその道の中に幸いがあり、新しい命、永遠の命を得ることができるのです。この「黙して待てば」という姿勢はこの日の福音「ヨハネによる福音書」12章23~26節の「一粒の麦」にも通じ、「信頼してゆだねる」という亡くなった人、そして生きている私たちにとっても大切な姿勢、心です。
説教の後,一人ひとりが沈黙のうちにこの言葉を味わいながら心の中で祈り、続いて皆でこのミサにあずかることができなかったご遺族様や同窓生の思いもあわせて帰天された同窓生の皆様のためにお祈りをささげました。
今年のミサでは、飛沫感染予防のため参列者は聖歌を歌わず、独唱者が代表で歌いました。聖歌をじっくり聴くことでその言葉も参列者の心に染み入ったと思います。ミサの雰囲気を皆様にも感じていただきたく一部映像をステラマリス会ホームページで公開しておりますのでどうぞご覧ください。
寒さが本格的になり、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大が懸念されます。皆様くれぐれもお健やかにお過ごしください。